Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

Microsoft Universal Mobile Keyboardを買ってみた

キーボードの話です。

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普段の持ち歩きガジェットをPC -> iPadへ移行

ここ数年は平日ならほぼ常にMacBookProRetinaを持ち歩いて、職場でもプライベートでもいつでも活用!という感じで使用していたのですが、MacBookProを持ち歩くにはバックパックを背負う必要があり、そこに更に撮影用のカメラやらレンズやらを追加するととても持ち運びが厳しいサイズになってきます。

それでも、バックパックならば肩に荷重を分散できるため、頑張って持ち歩いてたんですが昨年末にiPad mini 4を購入していたものをふとしたキッカケでApple Wireless Keyboardと共にメモ代わりに使ってみたらこれがなかなか快適で、もうこれでいいのでは?となり、ここ最近はMacBookProの代わりに、iPad mini 4 + Apple Wireless Keyboardを持ち歩いてました。

実質、何ができればいいかというと、

  • Slack 及びそれに類するチャットアプリケーション (ウェブブラウザでも良い)
  • メモ帳 (ブログ書くのでMarkdownが使えればOK)
  • ターミナル (SSHできればいい)
  • (できれば)VPN

ぐらいが使えてしまえばほとんど事足りてしまう。さすがにごりごりコード書くレベルでは厳しいですが会議の議事録ぐらいなら余裕で取れます。もちろん「しっかり書く」場合は役不足であることは否めないので、そこはMBPを。

ただApple Wireless Keyboardはフルサイズであるものの、むき出しで持ち歩くことになるため耐久性に少し不安があるのと、鞄で暴発してしまうため(ヘタすると電車で音楽が流れる!)、キーボードの電源を切り(長押しすると切れます)、更にiPadBluetoothをオフにする(暴発防止)という手間がどうしても。そこでiPad mini専用に持ち運べる大きさのキーボードを探した、というわけです。

程よいサイズ感とよく考えられている使い心地

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お値段はAmazonで5k円程度。この手のキーボードとしては少し高価ですが、それをもってしても有り余るメリットがあります。注意点として、日本で買えるこのキーボードは日本語配列です。エンターキーが変な形のアレです。英語キー配列で普段使ってる人は輸入するしかないみたいです。

まず、フタがあること。キーボードにフタがついているので持ち運ぶ際は他の荷物との干渉をきにしないですみます。また素材もゴム質のもので傷が入りにくくなっており安心。また、フタを開ければキーボードの電源が入り、閉じれば切れます。更にフタを開いた状態ではiPadをマウントできるように溝がついていて、2段階の角度でiPadを固定でき更にフタとキーボードが磁石でくっついているのでキーボードとiPadに距離を置いて使うこともできます。私の場合は多少距離をおいたほうが使いやすい印象ですね。

それから、iPadに限った話ではないですが、WindowsAndroidともペアリングでき、というかここまでは当たり前なんですが、それぞれのOS独自にキー配列が最適化されるようになってます。わかりやすく言えば無駄になるキーが無い、ということです。キーボードの上部にくっついてるボリュームキーや音楽の操作キーはすべて動作しますし、地味に便利なのがロックキーと、ホームボタン。ロックキーはiPad本体に付いてるロックボタンと同じ働きで一発でロック状態に変更できます。また、ホームボタンは文字通りホームボタンとして代用できるので、1回押せばホームへ、2回押せばアプリケーションスイッチになります。アプリケーションスイッチに関してはCmd + Tabのが早いかもしれませんが、とにかくキーボードに手を置いたままあらゆる操作ができてしまう(画面に手を伸ばす必要が無い)、ってことです。

私の場合、普段iPadで音楽を流しながらお仕事してるので、曲の頭出しとかボリュームキーがハードキーとして存在する、というのは結構メリットが。

キーボードは充電式です。バッテリー内蔵なのでこれだけ薄く小さくできてるってことみたいですが、10分の充電で1日。満充電で数ヶ月持つようです。端子はMicroUSBなのでモバイルバッテリーなんかで簡単に充電できますね。

キーピッチはフルサイズと比べるとすこし小さい程度ですが、普通にキーボードを普段使い慣れている人なら問題無くタイプできると思います。普段フルサイズのキーボードばかり使っている場合はちょっと慣れが必要です。

唯一の問題点はファンクションキーと中途半端な日本語+英字配列

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べた褒めのキーボードですが、不満点も少し。

まず、ファンクションキーがありません。といっても、ファンクションキー使うのってほとんど無いことだと思いますが、エディタに重要な機能が割り当たっていたり、日本語変換時のカナ変換にF7/F8あたりを常用してる人だとちょっと辛いかもしれません。iPadだとF7/F8(カナ変換)がそもそも効かないので無意味ですが。一応、Fnキーが用意されていて、それと同時に押すと発動する、という感じになってます。この辺は普段HHK使ってる人とかだと問題無いですね。

また半角/全角キーもありません。Windowsで利用する場合はこの辺りに注意。Macと同じ、スペースキーの左右にある、英数とかなキーで日本語入力を切り替えていく感じになります。あと、iPad/iPhoneで利用する場合はキー配列の一部が英語キー配列になってしまうようで、記号の一部の位置が英語配列ライクになります。例えば、Shift +2で@が出るとか。でも親切に、このキー配列もきちんと印字されているので普段英語キー配列なんて使わないよ!という人でもたぶん大丈夫。記号の一部だけなので、文章書くにはそこまで困りませんし、コード書く場合は英語配列のが少し早いですからね。

最後に、数十分タイプが無いとBluetoothの接続が切れてしまいます。文書を記述するなら問題ないのですが、横において「音楽を流しっぱなしにしておくだけ」みたいな用途の場合、曲送りをしようとしてもキーがすぐに反応しないケースが有ります。この場合は、キーを1回でもタイプすればすぐに復帰はしますが、2秒程度かかるのでストレスになることもあるかも。

そんなわけでこの記事もiPadとこのキーボードで書いてるんですが、なかなかのコストパフォーマンスかなと思います。iPad用のキーボードをお探しなら候補の1つにどうぞ。