Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

朝霧高原 星景撮影会

先日買ったポラリエのテスト撮影を兼ねて朝霧高原に行ってきました。天気は快晴でコンディションは抜群だったんですが、生憎と月が明るすぎて月が沈むまで撮影にならなかったですが、赤道儀のノウハウも掴んでおきたいしということでAM1:00ぐらいからスタンバイ。

ポーラメーター

実際には朝霧高原に行く前に、近場の服部牧場でテスト撮影をしたのですが、神奈川じゃ明るすぎてあんまり良い写真が撮れなかったのでリベンジを兼ねて、です。ちなみにその時の教訓で、ポラリエ本体とiPhoneのコンパスだけでは、北極星を「北極星覗き穴」に追い込むのはほぼ不可能ということが判明したので、事前にポーラメーターを準備しておきました。

北極星は比較的明るい恒星なので北斗七星が見つかれば簡単に「あれかな?」と見つかるのですが、いざこの北極星をポラリエにガイドするのはなかなか至難の業です。

  • 1.コンパスを利用してポラリエを北に向けて、水平を保つ
  • 2.現在の土地の緯度に合わせてポラリエの角度を修正する (東京なら35度傾ける)
  • 3.国土地理院 地磁気測量を参考にしながら向きを修正し真北を向ける (例えば東京なら西に7度ずれているので東に7度修正する)
  • 4.北極星に向いているか確認する

ってな感じなんですけど、iPhoneのコンパスはポラリエに近づけると明後日の方向を向き始めるので全く約に立たず、結局本体付属の小さな傾斜計とコンパスで合わせるなんてことになったんですが、これがものすごく難しい。

ポーラーメータがあれば大きいコンパス(1度刻み)と水準器、そして傾斜計(これは簡易)がついているのでポラリエのアクセサリーシューにつけてやることで、

  • 傾斜35度に倒れていること
  • 北東7度を向いていること
  • 水平であること

を簡単に担保することが出来ます。値段は4000円ぐらいしますが、これがあるとだいぶストレスは削減されますよ。この精度だとほぼ確実に北極星覗き穴に北極星を導入することが可能なので、極軸からのズレも約2度ぐらいには抑えられるはず。

月が沈んでからが勝負

この日の月の入りは条件が非常に悪くなんと朝の4時だったのでしばらく仮眠してから撮影を開始したのですが、朝4時ともなれば日の出との勝負で結局、1時間ぐらいしか撮影していなかったのですが、写真はそこそこおもしろいものが撮れました。ポーラメーター + 北極星目視による簡易極軸合わせなので、この日は広角レンズ(18mm)しか利用してませんでしたけどね。200mmクラスのレンズだともうちょっと精度が欲しいところです。

ポラリエの星景モード(1/2倍速)を使って約45secの露出だと星と背景がいい感じに流れなくて素敵な感じになるんですね。とはいえ、ドット単位で見ると流れちゃいますが…

というわけでこんな感じになりました。時間が短かったのであんまり面白い写真はできませんでしたが、ノウハウは掴めてきているので、次の新月の時あたりを狙ってリベンジしてみたいと思いますよ。